「私がまだ学生だった頃、舞台を観るときはいつも2階席後方でした。それで毎回“ああ、ここまで視線は届かないんだ”と残念に思っていたんです。
だから、自分が宝塚の舞台に立ったときは、一回の公演の中で、会場にいるすべてのお客さまと目を合わせるように心がけていました」
 恵まれた容姿や、クラシックバレエで鍛えられた華麗なダンス。ほかにも、彼女がファンを魅了してやまない要素として、卓越したサービス精神と強い向上心があるのかもしれない。それともう一つ――。