昨年は、ミュージカル「ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜」で、オーディションによってバレエ教師の役を獲得した。
「落ちるかもしれない、という不安はありましたが、何かに挑戦することには常に“学び”があるので、チャンスを与えられることが、有り難いなと思います。
今年、世界的に有名な踊り子マタ・ハリを演じたときは、自分の中のお芝居に対する思いが、ガラリと変わりました。
それまでは、宝塚で学んだ“男役”のセオリーではないところで、“女役”を演じることに必死だったのですが、マタ・ハリという役を通して、一人の人間を演じるときには、女性も男性も関係ないと痛感したんです」