ここは闇だからこっそり言っておくけど、
実在した新選組隊士(諸士取扱役兼監察方および撃剣師範)嘉村 権太郎については
http://www.bakusin.com/yoshimura.html
このサイトあたりを参考にするといいと思うな

浅田次郎さんは、子母澤さんの創作である『新選組物語』「隊士絶命記」をもとにして
吉村貫一郎を主役にした小説「壬生義士伝」を書いたのであって、あくまで創作
大野次郎右衛門も架空の人物

>脱藩まで次男部屋住みのままであれば独身であろう・・・
吉村の妻子を探しても見つからなかったと結んでいるのは道理で、
後から作られた虚構だからである・・・

敗戦直後の大坂にはまだ多数の幕軍がおり、薩長が制覇していたわけではない
後の奥羽戦争で官軍に抗戦した佐幕の南部藩が、
一存で徳川直参の新選組を殺させるのも不自然極まり、
新選組の公用を勤めていた才気煥発の吉村が、旧藩以外に逃亡先を思いつ
かないとも、考えられない

鳥羽伏見の激戦には軍監として活動し、剣技むなしく銃砲の
前に散り遺体不明、本名の「嘉村権太郎、戦死」と記録されたのが
正しいと思っている 享年二十九