日航機墜落 きょうで34年
 戻らぬ娘2人「当日の朝」
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20190812-00422303-fnn-soci

520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故から、12日で34年。
午後6時から群馬・上野村で行われる追悼慰霊式の会場の様子。

この映像は、事故が起きた日の朝に撮られたもの。
事故で2人の娘を亡くした両親が、初めて思いを語った。

1985年8月12日。
520人の尊い命が失われた日航ジャンボ機の墜落事故。

あれから34年。
群馬・上野村では、遺族らが朝早くから
墜落現場の御巣鷹の尾根へ慰霊登山を行い、祈りをささげた。

遺族の1人、山岡武志さん(82)。
あの事故で、2人の娘を失った。

当時16歳の長女・知美さんと、14歳の次女・薫さん。

これは事故当日の朝、姉妹2人の様子が収められた映像。

バッグを片手に、車のトランクをのぞき込むのが、長女の知美さん。
続いて、次女の薫さんが、トランクに荷物を積み込む。

夏休みで、神奈川・横須賀市の親戚の家に遊びに来ていた2人。

このあと、姉妹は自宅のある大阪に帰るため、羽田空港へと向かった。

山岡武志さん
「たまたまキャンセル待ちで乗ったんですよね。
  苦しかったと思う、30分間。よう我慢したわ」

34年がたった今も、家族の胸の痛みは癒えていない。

あの事故を風化させてはいけない。
その思いから、
山岡さんの家族は今回初めて、あの日の映像公開に踏み切った。

清子さん
「あの飛行機さえ飛ばなかったら。
 あの事故前に戻してほしいですよ、
 わたしらにしてみたら。声が残ってますからね、
 『あした帰る、空港まで迎えに着て』って」