――それにしても、17年間在籍した宝塚を退団することは大きな決断だったと思います。

【早霧せいな】
 私の人生において、宝塚を退団するということは大きなターニングポイントでした。
宝塚としては次の世代に繋げていくということが大切なことでもあります。
そのことは、在籍中にいろんなトップさんを見て、送りだしてきた後輩として常々感じていたので、自分がどのタイミングでトップとしてのバトンを渡すかは、自分の意思だけでは決めたくないなと…。