ネット中傷対策強化 相談窓口と捜査を直結、官民連携も

総務省がインターネット上の誹謗(ひぼう)中傷対策を強化する。投稿削除の相談といった従来の対応に加え、悪質なケースでは警察との連絡体制を強化し、相談窓口を捜査機関と直結させてトラブルの抑止を目指す。子どもへの予防教育を進める企業が出るなか、民間との連携も強め、深刻な被害を未然に防ぐ環境づくりを急ぐ。

政府は30日、SNS(交流サイト)などでの誹謗中傷に関する相談体制の充実を盛り込んだ「第4次犯罪被害者等基本計画」を閣議決定した。