見えない

水蒸気は無色の気体であり、目には見えない。
雲は液体である水滴と水蒸気を含む空気の気体との混相だが、水滴により可視化される。
その他、霧、靄、湯気など白く見えるものは、水蒸気を含む空気と水滴のうちの水滴である。

なお、湯気(ゆげ)は水蒸気がより温度の低い場で冷えて凝結し、水滴となったために白く見えるもの。
たとえば、やかんで湯を沸かした際、その口から湯気が噴出しているところを見ると、口の近くだけは透明に見える。
この部分は水蒸気であり、外気に触れて気体の温度が低下し凝結した水滴と水蒸気の混相が湯気である。