○SONY ICF-SW7600GR
1994年製ICF-SW7600Gの機能向上機として2001年5月に発売される。
前機種より周波数記憶用メモリ数が増えて100chになりまた付加機能
に合わせてボタン配置も微妙に変更された。尚今回より筐体色が黒色
系からシルバー系に変わった事が本機最大の特徴になっている。

【機能】
FMスーパーヘテロダインMW・SWデュアルコンバーション方式
190×118.8×35.3mm (幅・高さ・奥行) 重量:608g (電池含む)
内蔵スピーカー:7.7cm 380mW 電源:単3電池×4本 6VDC
同期検波機能・SSB機能・100chメモリ・外部アンテナ端子搭載
イヤホン端子:ステレオミニ (FM放送のみステレオ対応)
録音出力端子:ステレオミニ

LW(長波)・・・・・150-529KHz MW(中波)・・・・・530-1620KHz
SW(短波)・・・・1621-29999KHz FM・・・・76-108MHz (FMワイド仕様)

【長所】
・BCLの入門機〜中堅機として現行でも十二分に使えるラジオ性能
・混信対策の同期検波機能は世界でお手本と言われるほど優秀
・国外短波ラジオと比べラジオの基幹機能は今だに当機の方が俊逸
・AM回路から独立した独自回路を搭載していてFM放送も実は強い
・日本メーカーでも今や少数派のMADE IN JAPANラジオの一つ
(*製造は十和田オーディオ:http://www.towada-gp.com/audio/

【短所】
・選局ダイヤルが未搭載で全ての選局は10キー等のキー入力で行う
(*生産終了したICF-SW77やICF-SW55等の上位機種との差別化の為)
・Sメーターが無く入力感度が高いと”TUNE”と表示されるだけ
(*初代から続くこの機能も生産終了した上位機種との差別化と思われる)
・発売10年近く経ち現在の実売価格が搭載機能に比べて高目に見える
(*国外短波系ラジオとの価格対性能比では負けてる側面がある)