海外で49歳以下だけの視聴率が使われてる理由

>結論から言ってしまうと、テレビ番組のスポンサーである広告主が、全体の視聴率よりも18〜49歳の視聴率を重視しているから、
というのが答えです。でも、なぜ49歳までなのか。アメリカでは50歳以上の人はあまり買い物しない? 広告を出しても
効果がない? いやいや、そんなことはありません。むしろ若い世代より沢山お金を持っているので、
高い購買意欲を持つ50歳以上の人は多いでしょう。理由は他にあります。

その理由は、大勢の50歳以上が集中的に視聴する番組に比べて、大勢の若い世代が集中的に視聴する番組の数が
少ないからなのです。平たく言ってしまうと、お年を召した方々はみんな同じような時間帯に同じような番組を観るから
動向がわかり易いけれど、若い世代は視聴する時間帯も番組もけっこうまちまちで動向を読みづらい、ということです。

ここで重要なのは、大勢の50歳以上が視聴する番組は他にも多数あるけれど、大勢の若い世代が集中して視聴する番組は
ごく限られているということ。そのため、ソフトドリンクやビール、携帯電話やコンピューターなどの若い世代を
対象とした商品を売りたい企業は、こぞって若い世代が数多く視聴する『American Idol』のスポンサーに
なりたがり、同番組のCM料金が押し上げられたのです。
http://dramanavi.net/sp/column/2012/03/post-171.php