元編集長の映画便り@moviewalker_bce
4/23の『となりの怪物くん』登壇試写会で当選者が満員を理由に入場を拒否されたと。
配給の歩留まりの読みが甘すぎましたね。
菅田将暉・土屋太鳳・西野カナが登壇なら定員275組550名で100%以上まかないと思うのですが。
そんなに来ないだろうと予想したのかなあ。

あぶれた方がツイしているのを見ましたが少数、相当数、100人近く入れなかったと色々でした。
仮に100人が入れず、とすると50枚以上多く試写状をまいています。
325組分まいたとして歩留まり85%で276組、85%を超えたらアウトです。
実際ほぼ100%来場したのでしょう。

通常なら85%はかなり高い数字ですが、この登壇者では低いですね。
試写状には「満員の際は入場できません」とほぼ書かれていますが(今回もそうだと思います)、
言うなればこういったケースが発生した時の逃げ口上です。
「ちゃんとここに書いていますよね」、なんですよね。

でも当選者側に立ってみれば「ここまで来ているのに、しかも当選しているのになぜ入れないの?」ですよね。
しかも明確な理由説明等がなければ納得できないです。
正直に「当選者枠を多めに見積もって当選ハガキを出しました」と言われたら、それはそれで怒りますよね。

「交通費返せ」「責任者出せ」とかにもなりかねません。
実際そのようなツイもありました。現場対応がまずかったようです。
試写会で歩留まり100%はありえません。私も現役時代、これで苦労しました。

多めに出したら満員になってせっかく来てくださった方が入場できない、逆に少なすぎるとこちらが絶望します。
登壇のない作品では歩留まり50%とかもあって、キャパの半分しか埋まらない劇場を見るとね。
で、いずれも媒体側が「すみませんでした」と頭を下げることになります。

今回は東宝の公式サイトのみでの募集だったかは分かりませんが、
東宝宣伝部の方々は改善に努めるとのことなので頑張ってもらいたいところです。
すみません、めっちゃおざなりなまとめになってしまいました。
最後に、入場を拒否された方々への補てんはあったのでしょうか?