双方の見解は真っ向から対立。ロシア高官は27日、ロイター通信に対し、
トルコに謝罪の意思がない以上、プーチン氏は電話や首脳会談に応じないと強調した。
 
シリア内戦で、ロシアはアサド政権の後ろ盾となっており、
トルコは欧州へ向かうシリア難民が経由する重要な隣国。

ロシアとトルコの対立は、ウィーンでのシリア和平協議に影を落としかねない。
両国は歴史的に相互不信が根強く、国際社会もうまく調停できないのが現状だ。
プーチン氏は26日、撃墜は「対テロ戦の同盟国による裏切り」「ロシア機はシリア領空を飛行していた」と主張した。
メドベージェフ首相は「侵略」と踏み込み、対トルコ経済制裁の準備を指示。ラブロフ外相は、
関係改善の条件について「トルコが非を認めることだ」と明言した。
 一方、エルドアン氏は「謝罪しなければならないのはトルコでなく、領空侵犯した者だ」と反論した。
強気の背景には、トルコ軍機による警告の録音記録の存在や、
トルコが加盟する北大西洋条約機構(NATO)のロ