12月には累計販売数が3億杯を突破。現在は1日1店舗当たり平均100杯の販売数で推移しており、
今月末には4億500る。
セブンカフェは、店内のオリジナル専用機器で提供するセルフ式のドリップコーヒー。いつ飲んでもおいしい本格派の味わいが支持されている。
「いれたてコーヒーの販売は創業時から手掛けてきた。消費者のニーズに合わせながらの開発は試行錯誤の連続。
その蓄積が今につながっている」(セブン―イレブン・ジャパン商品本部の工藤克俊氏)
00年代に展開した前作「バリスターズカフェ」は、当時主流のエスプレッソタイプだったが、
時代とともにニーズは変わる。独自の調査で、日本人の嗜好(しこう)にはドリップ式のほうが合うという結果が出た。
開発には多くのメーカーが関わっている。コーヒー豆は三井物産、丸紅、焙煎(ばいせん)はAGF
(味の素ゼネラルフーヅ)、専用コーヒーマシンの製造は富士電機……そうそうたる顔ぶれだ。
「本当においしいコーヒーをつくるため、一つ一つお客さま目線で考えた。だから時間もかかっているし、
目指す味に