▼律から別れを告げられた鈴愛に対して。

「楡野。描け。泣いてないで。
いや、泣いてもいいから、描け。
漫画にしてみろ。物語にしてみろ。
楽になる。救われるぞ。
創作は、物語を作ることは自身を救うんだ。
私はそう信じている。
物語には人を癒やす力があるんだ」
(第62話、6月12日)

▼鈴愛から「月が屋根に隠れる」のアイデアを聞いて。

「楡野、今だ。今描け。
おまえ絶対いいものが描ける。おまえ才能がある。
これは神様がくれたチャンスだ。
いや、律君がくれたチャンスだ。
(右手で鈴愛の口元をふさぎ)もうしゃべるな鈴愛。
しゃべらなくていい。もったいない。
漫画にするんだ!それを描け!
鬼上等。描くんだ」
(第62話、6月12日)