▼結婚が決まったユーコ(清野菜名)に対して。

「一度、連れておいで。お相手を。18から24まで、
ここ(オフィス・ティンカーベルと秋風ハウス)に住んだんだ。
小宮(ユーコの名字)さえよければ、ここから送らせてほしい。
ここからお嫁に行けばいい」
(第70話、6月21日)

▼「先生はもっとユーコを引き止めるかと思いました」と言う鈴愛に対して。

「彼女が求めているのは、居場所だと思ったんだ。
家に居場所がなかった。
そして、ここ(オフィス・ティンカーベル)にやって来た。
漫画ももちろん描けたが、そうでなくてもよかったんだろう。
私は娘を送り出すような気分だ。
彼女が幸せになってくれたら、それでいい」
(第71話、6月22日)

▼娘を心配する晴(松雪泰子)からの手紙に返事を書いて。

「(新作?)いや、手紙の返事。この前の。なかなか難しい。
親の愛には文才も勝てないってところかな。
この手紙を読んで、少し反省しました。
私は、この人の娘を取り上げてしまったのかなぁと。
高校出てから今まで、もう10年になるだろ。
(鈴愛が望んだこと?)それは彼女の気持ちでしょう。
お母さんにはお母さんの気持ちがあります。
お母さんのためにも、今度の漫画がうまくいくといい」
(第75話、6月27日)