▼結婚報告のハガキを受け取り、律(佐藤健)に電話をして。

「人生とは一方通行だ。引き返すことはできない。
いくら鈴愛が律君に『無理だ』と言った意味が、
そういう意味ではなかったとしても、そこに誤解があったとしても、
もう遅い。律君は結婚した。
そして、前向きに人生を生きようとしている。
彼に今、真実を伝える意味はない。
彼は彼の時間を生きている」
(第77話、6月29日)

▼「私はこの夏で28だ。でも、結婚もしていない。
恋人もいない。漫画もドン詰まり。私には何もない」と
自暴自棄になる鈴愛に対して。

「何もない楡野に1つ提案だ。漫画を描け。
このネームはクソだ。この前のやつもクソだ。そこで、どうだ。
いつものおまえのやり方だ。ネームなしで、
いきなり描いてみたらどうだ?
初めて漫画を描いた時のように」
(第78話、6月30日)

▼「鈴愛ちゃんを漫画から解放してあげてください。
鈴愛ちゃんは先生の期待を1人で担おうとしたんじゃないでしょうか?
鈴愛ちゃんは秋風塾の最後の1人、残った弟子だったんです。
何とか先生に応えようとしていたんです」と訴えるボクテに対して。

「そう…なの?(声に出さず繰り返し「そうなの?」)」
(第80話、7月3日)