『はじこい』横浜流星に学ぶ恋のアプローチ 深田恭子の心を動かした一途な思いと行動力
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『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)がいよいよ最終回を迎える。

3人の全く違うタイプの男性から愛される順子だったが、彼女が“ときめき”を感じていたのは匡平だけだったのかもしれない。

 子どもの頃から勉強で母親の期待に応えるために必死になっていた順子にとって、誰かに強く期待する気持ちがどういうものなのかを教えてくれたのが匡平だ。
そして、ただ愛されるだけでなく、この人のために自分が何を出来るのだろうかと真剣に考えさせてくれた初めての相手でもある。

環境や人生経験において、雅志と山下は、順子より一歩先にいる存在であった。
雅志は従兄妹であること、山下は元嫁の存在がいることなど、2人には順子への想いと同時に、常にそこには一種の“迷い”があった。

 一方、匡平は順子の隣にいて、ともに学び、ともに成長を遂げる存在であった。
東大受験という共通の目標があり、憧れがあり、夢中になることで、そこにときめきが芽生えた。
恋をすると誰もが悩み、迷うが、ユリユリこと匡平の場合は、誰かを本気で好きだからこそ、一度決めたら迷わない。
自分の人生に迷っていた順子のような大人には、初々しくて、まっすぐで、迷いがない匡平のアプローチは、何よりも強く響いた。

 努力することも、ときめくことも素晴らしい。そんな思いを改めてこのドラマは私たちに教えてくれた。
最終回には、どれほどのときめき、胸キュンが仕掛けられているのか、心の準備が必要だ。