横浜流星、ティーンの王子様はなんと空手世界王者!俳優業の支えは極真魂
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印象的なピンクの髪に端正な顔立ちで、一目見たら頭から離れない。TBS系ドラマ「初めて恋をした日に読む話」(火曜、後10・00)で深田恭子(36)扮するヒロインの相手役を務める横浜流星(22)が話題急上昇中だ。
主演映画が相次ぐティーン人気抜群の売れっ子だが、意外にもプライム帯連ドラには初めてレギュラー出演する。
ブレーク前夜の新鋭を直撃すると、内に秘める極真魂が原点だった。

こんなにもピンクの髪が似合う男がいるだろうか。「目立ちますよね」と笑う表情が、性別問わずに愛される。
真っすぐだが、どこか抜けているように見えるギャップが横浜の魅力だ。

 ドラマで演じているのは、塾講師のヒロイン・春見順子(深田)とともに東大合格を目指すおバカ高校の不良・由利匡平(ゆり・きょうへい)。
高級官僚の父への反抗を髪色で主張し、心に空白を抱えた青年を体現するため、5日に1回は髪を染め直している。

 今年は解禁されているだけで主演を含む3本の映画が公開される。
少女漫画の原作ものにも多く顔を出すティーンの王子様候補筆頭だが、プライム帯(19〜23時)の連ドラには初のレギュラー出演となる。

小学6年生のときに両親と原宿を歩いているところをスカウトされ、現在の所属事務所に入った。
当時、なりたかった職業は俳優…ではなく「格闘家でした。俳優をやるって選択肢がなかったですね。
空手に集中していたので、ドラマに出るより、K−1に出たかったです」。
今となっては冗談のようにも聞こえるが、実は極真空手の世界王者。
2011年、中学3年生のころに階級別(55キロ級)の世界大会で優勝している。

 当時は週6回、2時間以上の稽古を積み、生傷が絶えなかった。「レッスンやオーディションにも行ってましたが、そっちの方が習い事感覚でした」と、
あくまで“本業”は空手。高校生になると「烈車戦隊トッキュウジャー」(14年放送)のトッキュウ4号に抜てきされるなど俳優業に軸足が移るが、
今もあのときの極真魂が、横浜を支えている。

現場では、本気で東大合格を目指す匡平をかつての自分と重ねている。

 「1つのことにのめり込んでいく集中力は、すごく共感できます。
空手をやっていたときも、最初は軽い気持ちだったんですけど、週3だった練習が気付いたら週6になっていた。
試合のときは『2、3位じゃ駄目だ。1位じゃなきゃ駄目だ』と勝負事に対して貪欲でした。
(恋のライバルたちに対して)『オレが順子をとってやる』って、敵意むき出しな感じも似てるかなと思います。負けられないですよ」

 原作漫画は完結しておらず、ドラマでは途中からオリジナルのストーリーに突入する。
匡平が東大合格と恋の2つで、髪色のようにサクラサクとなるのか。
ドラマでも「2位じゃ駄目」な恋の戦いの行方に注目だ。