12日に会見したテレビ朝日。他局が「ファミリー・コア(13〜59歳)」と呼ばれる層を狙って改編に乗り出している点について聞かれた西新総合編成局長は「テレビをごらんいただける方全員が大事な視聴者と思っています。
全ての年齢層の方に見ていただけるソフトを作っていきたい」と淡々と話した。
 一方で赤津一彦編成部長は「(ファミリー・コアを)意識しています。裏番組を調べて、テレビ朝日が勝てるということを分析した上で勝負をしています。23時以降は若者対象とした勝負をしていきます」と率直に語った。


14日に“しんがり”で会見したのが、5年連続で視聴率三冠王継続中の王者・日本テレビ。改編率は全日4・3%を始め小規模なもの。改編の理念は「生活者ファーストの徹底〜ライフスタイルに寄り添うテレビ」とした。
 岡部智洋編成部長は「テーマは昨年10月に続き、『新化と深化』です。昨年10月とほぼ同じ改編率で臨んでいきたい」とした上で「新しい視聴者の開拓、今、見ている方にもっと好きになっていただくことを追求していきたい」と続けた。

 その上で「6年連続の年間(視聴率)三冠の継続をしたい。そのためには、日本テレビの特性、13〜49歳のコアターゲットをしっかりつかんだ上で次世代の若い視聴者の掘り起こしを狙いたい」と気合十分に続けた。