「北海道の方言の歴史 いつ頃から使われ始めたのか」

・明治以後、大正、昭和三代にわたり、移住してきた本州人は
それぞれ出身地の方言を持ち込んで生活した

・明治、大正期には、道外の各方言圏のことばが雑然とまじり合っていた段階から、
北海道方言と名づけてよい、共通の要素をもったことばが姿を現してきた。

・北海道の内陸地の場合は本州の語を三世においてはかなり忘れ、
既に道南に生まれた浜ことばを基盤語として影響をうけながら、
内陸共通語を作り出して来ている。

・一 全国各地からの方言の集まり
 二 親子三代百年の経過
 三 文字教育による共通語をもつこと
 四 基盤語−移民が影響を受けた入植前からあることば
という条件が、北海道共通語を作り出すのに必要な要素として働く。


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二世の富士子世代は
現在の「北海道弁」完成前の世代なのです