★舞妓の反乱 「金権亡者」の巣窟化した祇園の金、かね、カネ
 藤花、桃花、萩花、菊花著
 ttp://chikurinken.net/iblog2/2005-book/2005-Nonfic/E2007042212/index.html

20年ほど前、祇園の舞妓さんと知り合う機会があり、「水揚げ」(芸妓になるための費用 --4・5千万円-- を負担し、
舞妓のスポンサーになること、実際には愛人みたいなもの)の実態を聞いたことがある。いまだにそんなことが
まかり通っているのかと驚いたが、この本で告発されている内容はもっとひどい。もちろん「水揚げ」のことも触れられ
ている。以前聞いた話とまったく同じである。著者は、これについては「現代の人身売買」と切り捨てている。
著者たちは、かつて祇園の舞妓として、ある置き屋(「置き屋」とは舞妓が所属するプロダクションみたいなもので、
一般的にそこで寝泊まりもする。ただし本書ではどこの置き屋かは特定されていない、残念だが)に所属しており、
そこでひどい暴行を受け続けて、結局祇園から脱出(!)したという経歴を持つ、本物の元・祇園の舞妓である。
彼女たちが所属していた置き屋は特にひどかったようだが、本書によると、多少差はあっても、どこの置き屋でも
舞妓がひどい扱いを受けていることに変わりはないという。

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