■レコード会社と契約も鳴かず飛ばずの日々…

「入賞し、ロンドン留学の切符を手にしていた古関さんは
旅費や諸経費として当時400ポンドの送金を
イギリスから受けていました。
ロンドンフィルが古関さんの書いた曲を
レコーディングしてくれるという契約でしたから。
でも1年間の渡英予定が
結局金子さんへの思いが募りすぎて
断念してしまうんですよ。
この時期、日本ビクターがこのロンドンフィルの曲を
日本で発売するという話もあったのにです」