制作統括・土屋勝裕のコメント&企画意図は↓

●企画について
第12週はチーフ演出の吉田照幸のアイデア・作です。
狙いとしては、第11週で裕一の人生で一つの節目を迎え、
また物語の後半では戦争など激動の時代に突入するので、
その前にちょっと遊びの週があっても
良いのではないかと思い、企画しました。
主人公をとりまく人々にもそれぞれドラマがあり、
そういう人たちがいてこそ、
主人公のドラマがより面白くなるという考えで、
誰か一人の物語ではなく、
それぞれの物語ということでオムニバスになりました。

関内家の父・安隆が幽霊になって戻ってくるのは、
第2週で安隆は登場してすぐ亡くなってしまうので、
安隆と光子のドラマ、
さらに、安隆と本役の娘たちとのドラマを
もっと見たいというのが狙いです。
(第2週では、子役たちとのお芝居だけでしたので、
光石さんと二階堂ふみさん、松井玲奈さん、森七菜さんの
共演シーンを見てみたいという狙いがありました)

保と恵については、謎のカップルですが、
どういう経緯で二人は結婚したのだろうかということを
視聴者も気になっているのではないかということで、
二人にフォーカスをあてる回を作りました。

双浦環については、環の過去を描くことで、
環が歌手としての覚悟を持って生きている理由が分かり、
より環の言葉に視聴者が納得し
共感できるようになると考えたからです。