新型コロナウイルスの影響で帰国できないベトナム人らを雇い、在留資格で認められていない風俗店で働かせたなどとして、経営者の男ら5人が逮捕されました。

 川口宣之容疑者(48)と張維君容疑者(34)は在留資格で認められていないにもかかわらず、ベトナム人の女3人を風俗店で働かせた疑いが持たれています。ベトナム人の女3人も資格外の活動をしたとして逮捕されました。警視庁によりますと、店では他人名義の在留カードなどを渡してベトナム人を働かせていたということです。川口容疑者と張容疑者は容疑を否認していますが、ベトナム人の1人は「コロナでベトナムに帰れなくなり、生活費を稼ぐためだった」と供述しています。警視庁は店が今年に入って少なくとも9000万円を売り上げていたとみて調べています。