愛媛県は、23人が新たに新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。
1日に発表した人数としては21日に続いてこれまでで最も多く、中村知事は感染が特に増えている松山市など中予地域で受け入れ病床がひっ迫しているという認識を示しました。
県が新たに感染確認を発表したのは、松山市の10人、住所非公表の13人のあわせて23人です。
新たな感染者の中には松山市内の中学校の生徒や教職員松山市内の高齢者施設の入居者や職員なども含まれています。
また、松山市二番町のスナック「ラウンジおおた」の従業員2人も含まれ、県はこれまでの感染状況からクラスターが発生したとして今月16日から18日までの間に店を利用した濃厚接触者に外出を控えるとともに保健所へ連絡するよう呼びかけています。
23人の感染確認は、県が1日に発表した人数としては最も多く、21日に続く更新となります。
中村知事は会見で、医療機関への入院が77人に増えているとしたうえで特に松山市で陽性確認が集中し、中予地域の受け入れ病床が急激にひっ迫しているという認識を示しました。
こうしたことから症状が軽い人は医師の判断のもとで宿泊療養施設に移ってもらっているということです。
また、県は21日の感染発表のうち1人がその後のPCR検査で陰性が判明したとして人数を修正し、その結果きょうまでに愛媛県内で感染が確認されたのはあわせて208人となりました。
中村知事は、「誰にでも感染の可能性があるため、感染者の特定や誹謗中傷は絶対にやめてほしい。引き続き、それぞれが感染回避行動に努めて頂きたい」と述べました。