杉咲花『おちょやん』を襲う不幸、清原果耶とコロナ自粛(日刊大衆)

杉咲を襲った悲劇はコロナだけではない。
『おちょやん』の次の朝ドラ『おかえりモネ』のヒロインに清原果耶(18)が選ばれたのだ。
清原のヒロイン決定には、まさに「満を持して」感があり、各メディアもこれを大きく報道。
次作『おちょやん』のことなど、忘れてしまったかのような過熱ぶりだった。
それもそのはずで、なにしろ清原はNHKが手塩にかけて育て上げた女優だ。
15年下半期の朝ドラ『あさが来た』が女優デビュー作だが、若干13歳にして、レギュラーキャストの1人、ふゆを演じている。
その後もNHKでは『精霊の守り人』で主人公バルサ(綾瀬はるか/35)の少女期を演じ、
昨年の朝ドラ『なつぞら』ではヒロインなつ(広瀬すず/21)の妹、千遥役を演じ、話題となった。
『なつぞら』のときは、清原起用の報道はなく、ドラマで初めて千遥が清原と分かるサプライズ登場。
NHKの清原への期待の大きさが、演出であらわれた格好となった。
ほかにも彼女の初主演ドラマ『透明なゆりかご』もNHK、初時代劇『螢草 菜々の剣』もNHK BSプレミアムと、
とにかくNHKは猛プッシュ。
また、Netflixで配信された主演作『宇宙を駆けるよだか』や
山田孝之(36)プロデュース作の映画『デイアンドナイト』などで、その演技が高く評価され、
女優としても着実に階段を駆け上がっている。
『おかえりモネ』は東日本大震災から10年という節目の年に、宮城県の気仙沼を舞台とした物語になっており、
NHKとしても絶対に成功させたい作品なのは間違いないのだ。
コロナ禍、そして次作がNHKの意欲作と、すっかり影が薄くなってしまった杉咲花の『おちょやん』だが、
杉咲の実力があれば充実した出来になることは間違いない。