ジャズピアニストジョーあり得なーーいについても、本業に近い方の指摘が参考になった
ピアニストとしてのジョー復活は、ジストニアで苦しんだ音楽担当金子氏の実話を下敷きとしたものであり、確固たる実証的基盤を有した
【1年後デビュー】は、トミーの好意によるほんの顔見せだった
てっきり懐かしい面々が勢揃いする感動の復活劇を期待してしまったので、このスルーは唸った
(そしてクリスマスジャズフェスティバルでの感動の再会)
それから【4年経った1999春のアメリカツアー同行】も、実体は本場のジャズにジョーを触れさせたいトミーが
ジョーとるいを連れていったもので、ジャズバンド正規メンバーではまだないようだ
ジョーは【一曲だけクラブライブ】(正規コンサートではなく)で弾く貴重な機会を得て刺激を受け、
帰国後、早速大好きな!朝ドラ最終回をスルーして練習場へ直行した
つまり【数年経ってもまだ修行中】の身がジョーであり、たった一年でピアノマスター?ないない、プロを舐めている、
ファンタジーと貶している連中は、バカなのかワザとなのか、例によって【時間の流れをまるで追えてない】
なお、大阪でピアノ練習中のジョー描写は要らない。尺の問題以前に、その方が必死懸命に練習しているだろう
ジョーの姿が視聴者には〈見える〉
これぞカムカムの一貫した【省略の妙】であり、プロセスを漫然と省いたのではなく、プロセスを視聴者に
想像させるための脚本演出なのである
そして2003年の今、ジョーは名の知れたジャズピアニストとしてトランペッタートミーとセッションするまで登ってきた
一方、度胸満点のるいは(海へ飛び込みジョーを救った!)、安子に届けるべくオープンマイクできる会場
(格式高いところではないとのこと)でsunny sideを歌い、
店頭でさりげなく美声を披露しておいでやす森岡を驚かし、ついにあの感動的なシーンがやってきた