【クオーツ時計を見下す機械時計溺愛者に対する心構え】

なんじの道を進め、そして人々をして語るにまかせよ!
――ダンテ「神曲・煉獄篇」第五歌。寿岳文章訳 集英社文庫

我につきて來れ、斯民(このたみ)をその言ふに任せよ、
風吹くとも頂搖がざるつよき櫓(やぐら)の如く立つべし
――ダンテ「神曲 中」第五曲。山川丙三郎訳 岩波文庫

我が後に続け。人々には言わせておけ
堅固な塔のごとくあれ、それはいかなる風が吹きつけようとけっして頂を揺らすことはない
――ダンテ「神曲・煉獄篇」第五歌。原 基晶訳(*) 講談社学術文庫

(*)先人の翻訳をボロクソに言い【自分の翻訳が一番正しいと熱弁を振るっていた】お方。
  人格面に修復不能な問題を抱えている。現在の日本で最も読まれているのは集英社版、
  河出文庫版。岩波文庫版は余りにも翻訳が古く、改訳が進んでいたが、訳者 河島英昭氏は
  2018年にご逝去され「新訳・神曲」はまだ出ていない。ご冥福を申し上げる。