国連コンゴ監視団(MONUC)のジャン=ポール・ディートリック(Jean-Paul Dietrich)中佐に
よれば、幾つかのFDLR民兵が北キヴのルベロ(Lubero)ワリカレ(Walikale)及びマシシ
(Masisi)に於いて再編成され、FARDCと衝突しているという。

「FDLRは以前彼らの活動区画に居て、彼らは常に住民に脅威を与えている。これは複数の
異なる情報筋に拠るものなのだが、共同作戦が彼らの能力を弱めた後も依然なのだ」と
ディートリック。MONUCは政府軍と共に対FDLR作戦に着手しようとしている。

 政府報道官ランバート・メンデ(Lambert Mende)によれば、武装グループの残党は未だ
に住民を傷つけている。少なくともルベロで8,000人、ムシエネネ(Musienene)の西で
14,000人キルンバ(Kirumba)17,500人が北キヴで国内難民となった。人権保護団体に
よれば、北キヴでは帰還民もまた記録されている。難民の数も1月より7,622人増えている。

北キヴのカイナ(Kayna)のような所では、襲撃の噂も流され、住民はすぐ戻って来る為に逃
げたりした、とOCHAのヨンボ広報官。

FDLRは南キヴの市民も国内難民にさせている。「この三週間、(北キヴの)共同作戦から逃
げて来たFDLR少なくとも7,600人をカロンゲ(Kalonge)北の村から追い出した」

FDLRと新たに統合されたFARDCの部隊の中には身代金目的で誘拐したり、農民から農場
までの通行税を徴収したりしていることも報告されている。