アルジェリアにいる外国人で、一番多いのは、どの国(民族)だと
思う?
驚くなかれ、なんと中国人(漢民族)なんだ。
しかも、おどろくなかれ、なんと5万人以上居るのだ、あの砂漠の
国に!

彼らは、アルジェリアに石油や天然ガスを求めて、どんどん進出し
てる。
ほぼ100%が中国政府によるアルジェリア軍事政権への援助の形
で現地の中国企業に雇われている。
あまり一般のアルジェリア人の目に触れることはないが、中国企業の
敷地へ行くと寮が完備されていて、中国人が武装して警戒している。
ついでに言えば、アルジェリア軍事政権への武器援助も中国が突出
している。

今回の襲撃が国際石油資本BP社の副社長と国際的なプラント企業
日揮の元副社長や幹部技術者を狙って、わざわざこのプラントの完成
・引き渡し式にあたる会議を狙って襲撃している。
襲撃開始時点からいきなり日本人技術者5人が拘束なく殺されて
おり、人質を取って交渉なんていう悠長な襲撃ではなかった。
そもそも、アルジェリア人は一切拘束すらされなかった(外部への
連絡なども自由にさせていた)。
交渉など無くいきなりアルジェリア政府軍側も反撃戦を開始して
おり、外国人は個別に特定されること無くほぼ皆殺しされた。
現場はリビア寄りの東国境地帯だが、襲撃部隊はアルジェリアの
ちょうど反対側にあたるマリ側からサハラを横断する形で移動して
投入されている。

これらから判断して、中国政府が主導し、アルジェリアからの
BP・日揮排除と日揮(日本のプラント輸出力の中心部隊)壊滅を
目指した軍事作戦だった。