アフリカ総合 その1
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:::::::: i; `'-----j | | ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄|| 「マリに経済制裁発動」
西アフリカ諸国 クーデター発生で
西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)は2日、セネガルで緊急会合を開き、
軍部がクーデターを起こしたマリに対し、国境や経済封鎖などの制裁措置を発動した。
ロイター通信などが伝えた。
同通信によると、ECOWAS議長を務めるコートジボワールのワタラ大統領は
会合後、「マリでの統治が回復するまで、あらゆる措置を講じる」と述べ、
武力介入も辞さない考えを示した。
マリは内陸国で燃料などを全面的に輸入しており、ガソリン不足などが深刻化
する可能性がある。
(つづく) (つづき)
マリの軍部は3月22日、北部でのトゥアレグ族武装集団による独立運動に
対するトゥーレ政権の対応が手ぬるいとしてクーデターを起こした。
AP通信によると、同集団はクーデターの混乱に乗じてさらに攻勢を強め、
北部3州を1日までに制圧した。
マリの北半分を事実上、支配下に置く勢いで地域情勢の不安定化も懸念される。
ECOWASは西アフリカの地域連合で15カ国が加盟する。
(以上、読売新聞4日付) アフリカは食料とか教育よりもインフラが先だと思う。
道路も未舗装ばっかだし鉄道はちょこちょこと断続的にしかない。
中国が必死に投資をしているみたいだがバブルが弾けたら止めちゃうんじゃないかと。
まぁ今はネット利用者が増えてるみたいだから10年したらどんな風に生活様式が変わってるかに期待 「自爆テロ10人死亡」
ソマリアの首都モガディシオの劇場で4日、自爆テロとみられる爆発があり、
AP通信は少なくとも10人が死亡、数十人が負傷したと伝えた。イスラム過激派
武装勢力アル・シャバブがロイター通信に犯行を認めた。
(5日付 読売新聞) 「スーダン軍戦闘機撃墜か 南スーダン、国境で緊張」
南スーダン軍報道官は4日、スーダンとの国境に近い南スーダン北部ユニティ州
の上空を飛行していたスーダン軍の戦闘機を同日午後、対空砲で撃墜したと述べた。
AP通信などが伝えた。
報道官によると、戦闘機は撃墜される前、ユニティ州の油田周辺を空爆したという。
国境地帯では先週、両国軍の軍事衝突が続いたばかり。
ロイター通信によると、スーダン軍報道官は空爆や戦闘機撃墜の事実を否定したが、
双方の軍事的な緊張がさらに高まりそうだ。一方、エチオピアの首都アディスアベバ
で2日から行われた南北スーダンの交渉は、合意がないまま終了した。
(6日付 埼玉新聞) 「マラウイ大統領、心臓発作で死亡〜ロイター報道」
ロイター通信は6日、南部アフリカ、マラウイのビング・ムタリカ大統領が
5日、首都リロングウェで心臓発作のため死去した、と報じた。
同国国営メディアは死去を公式に伝えていないが、事実なら、憲法の規定で
バンダ副大統領が昇格することになる。
ムタリカ大統領は78歳。
世界銀行勤務などを経て、2004年の大統領選で初当選し、09年に再選
された。
(7日付 読売新聞) 「マリ北部の独立宣言、武装組織3州都制圧」
西アフリカ、マリからの報道によると、マリ北部で独立運動を続ける遊牧民
トゥアレグ族の武装組織「アザワド解放国民運動(MNLA)]は6日声明を
発表し、一方的に北部の「独立」を宣言した。
AP通信によると、MNLAは、軍部が3月22日に起こしたクーデター後
の混乱に乗じて、北部にあるキダル、ガオ、トンブクトゥ3州の州都を4月1
日までに制圧した。
トゥアレグ族の一部はリビア内戦に参加しており、カダフィ政権崩壊後、大
量の武器がMNLAに流入したとみられる。
(7日付 読売新聞) 「マリ北部の「独立」宣言、遊牧民の反政府武装勢力」
【マラカル(南スーダン北部)共同】西アフリカ・マリ北部の独立を求める
遊牧民トゥアレグ人の反政府武装勢力「アザワド解放国民運動(MNLA)」
は6日、同勢力のホームページで、北部の「独立」を宣言する声明を発表した。
3月下旬に首都バマコで反乱軍がクーデターを起こして以降、MNLAは
北部の要衝都市を次々と制圧。ただMNLAと連携してきたイスラム過激派
組織が世界遺産の都市トンブクトゥを掌握したと宣言するなど、情勢は混迷
している。
(7日付 埼玉新聞) 今更だけど、リベリアの「お尻丸出し将軍」のドキュメンタリー見た。
やはりアフリカは違うなってしみじみと感じ入った。
なんでキャツが未だに殺されずに無事生きているのか不思議でしようがない。
こんな鬼畜が法の裁きも受けずに野放しのままなんて、アフリカの民衆心理がまったく理解できない。
だって、自分の家族を目の前でこの上なく残虐な仕方でなぶり殺しにした当の本人が、
眼の前を大手を振って歩いているのに、泣き寝入りするだけなんだぜ。
こういう力関係ってのは外国人にはまったく透徹し難いな
「クーデターのマリ軍、早期民政移管に合意。
〜西アフリカ諸国と」
西アフリカ・マリからの報道によると、同国でクーデターを起こした軍部は
6日、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)との間で早期の民政移管で
合意した。
軍部を率いるアマドウ・サノゴ大尉とECOWAS代表は同日、国会議長が
暫定大統領に就任して選挙を実施し、ECOWASは制裁解除に向けた措置を
講じるとの協定を交わした。
ただ、暫定大統領の就任時期が協定に明記されていないほか、北部主要都市
を制圧したトゥアレグ族武装集団「アザワド解放国民運動(MNLA)]が6
日、北部の独立を宣言しており、民政移管の実現には曲折も予想される。
(8日付 読売新聞) 日曜日 今夜 24:45〜25:10
NHK教育「スーパープレゼン」再放送
ハンス・ロスリングによる「増え続ける世界人口」のプレゼンが秀逸ですので必見。 「ナイジェリア、テロ38人死亡」
ナイジェリア北部カドゥナのキリスト教教会近くで8日、爆弾を積んだ車が
爆発し、AP通信は地元当局者の話として38人が死亡した、と報じた。
ナイジェリアでは、イスラム過激派武装勢力「ボコ・ハラム」によるテロが相
次いでいる。
(10日付 読売新聞) エジプト
「大統領選に23人、有力候補失格の怖れ」
昨年2月のムバラク政権崩壊後では初となるエジプト大統領選(5月23,
24日投票)の立候補受け付けが8日、締め切られ、イスラム勢力や前政権派、
リベラル派の計23人が届け出た。
人民議会(下院)最大勢力のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団は幹部の
ハイラト・シャーテル氏を擁立したが、系列の自由公正党党首ムハンマド・モ
ルシ氏も出馬を届け出た。これは、昨年3月まで投獄されていたシャーテル氏
の立候補が認められない可能性があるため。超保守のイスラム主義候補ハゼム
・アブイスマイル氏も、母親が米国との二重国籍者だったことを理由に失格す
るとの見通しが強まっている。
暫定統治に当たる軍が、イスラム勢力の排除を図っているとの疑念も広がっ
ており、13日までに発表される資格審査が注目される。
立候補を届け出たのは他に元外相アムル・ムーサ氏や元首相アフマド・シャ
フィク氏、元同胞団幹部アブドルモネイム・アブルフトゥーハ氏、前副大統領
オマル・スレイマン氏ら。
(10日付 読売新聞) 「マリ大統領が辞任」
ロイター通信によると、反乱軍のクーデターで政権の座を追われた西アフリ
カ・マリのトゥーレ大統領は8日、辞任した。調停に当たっていた西アフリカ
諸国経済共同体(ECOWAS)が同日、明らかにした。
3月下旬にクーデターを起こした反乱軍は今月6日、議会議長が暫定大統領
となり、その後40日以内に選挙を行うなどとする権力委譲案で、ECOWA
Sと合意していた。(カイロ 共同)
(10日付 産経新聞) 「同胞団VS.旧政権が軸、エジプト大統領選に23人」
エジプト大統領選の立候補届け出が8日に締め切られ、23人が立候補した。
系列の自由公正党が議会最大勢力となった穏健派イスラム団体ムスリム同胞団
が幹部を擁立すると、対抗するように、ムバラク前大統領の元側近で軍出身の
前副大統領も立候補した。同胞団と軍部・旧政権関係者の争いに、イスラム厳
格派や世俗リベラル陣営が割って入る構図となりそうだ。
●イスラム系
カイロ郊外の選挙管理委員会に5日、あごひげ姿の男性やベール姿の女性ら
千人以上が集まった。同胞団がハイラト・シャーティル氏の立候補を届けに来
たのだ。同胞団は当初、自派候補は擁立しない方針だったが、3月末に「全権
を握った軍部が国民の意思に反した行動を続けており、独自の候補を擁立する
必要がある」としてシャーティル氏の擁立を発表した。
同胞団副団長で、大手家具店などを経営する富豪のシャーティル氏が勝てば、
同胞団が権力をほぼ独占する。世俗リベラル派などから一斉に「同胞団が革命
の果実を盗もうとしている」との反発が上がった。
イスラム系では他に、同胞団の当時の方針に反して昨春、立候補を表明して
除名されたアブドルメナム・アブルフトゥーハ氏が、同胞団を「保守的で革命
の理想を裏切った」と批判して脱退した青年グループなどの支持を集める。
女性に顔を隠すよう求めるなど厳しいイスラム解釈を主張するイスラム厳格
派からは、ハーゼム・アブイスマイル氏が立候補を届けた。だが、2年前に亡
くなった同氏の母親が米国籍も持っていたことが判明。大統領と両親、配偶者
の二重国籍保持は禁じられており、選管の資格審査で失格する見通しだ。その
後、別の厳格派ヘガジ氏が立候補を表明した。
(つづく) (つづき)
●軍出身
シャーティル氏が届け出た3日後、選管前に今度はヘルメット姿の治安部隊
が並んだ。届け出に来たオマル・スレイマン前副大統領を警護するためだ。陸
軍出身で情報機関長官を務めたスレイマン氏を後押しするのは、旧政権関係者
や軍部とみられる。
カイロ・アメリカン大のマナール・ショルバギ教授(政治学)は「軍部を中
心とする体制側が権限維持のため、スレイマン氏を担いだ。一方で同胞団は、
選挙と同時に進む新憲法起草で大統領と首相が権限を分け合うフランス型統治
の導入が検討されているため、議会だけでなく大統領ポストが必要になった。
エジプトの行く末そのものを問う選挙になる」と指摘する。
●世俗リベラル派
世俗リベラル派では、アムル・ムーサ元外相が届け出た。2001年イスラ
エルへの強硬姿勢などから人気が高まり、ムバラク氏に外相を更迭された。知
名度は高く、ショルバギ教授は「勝機はある」とみる。
選管は候補者の資格審査を進め、26日に確定候補者名簿を発表する予定だ
が、シャーティル氏も失格する可能性がある。同胞団が非合法組織だった旧政
権時代、同胞団への資金提供などで軍事法廷で有罪判決を受けたため、「犯罪
歴がない人物」との条件に抵触しかねないためだ。
このため同胞団は「組織から必ず候補を立てるため」として、自由公正党の
ムハンマド・ムルシ党首も立候補させた。シャーティル氏の資格が認められれ
ば、ムルシ氏の届け出は取り下げるという。
(10日付 朝日新聞) 「国内にアフリカ産ウナギ」
財務省統計〜不漁で稚魚輸入、在来種悪影響も
今年2月、日本のウナギ(ニホンウナギ)とは別種のマダガスカル産などの
稚魚(シラスウナギ)が輸入されていたことが財務省の貿易統計で10日、明
らかになった。アフリカ産ウナギの輸入が統計上、確認されたのは初めて。
ニホンウナギの稚魚が3年連続の極度の不良であることを背景に、別種のウナ
ギの稚魚が国内に出回っている可能性が高い。専門家は「外来種の導入が拡大
すると、日本のウナギの生息域を圧迫するなど悪影響を与える懸念がある」と
警告している。
統計によると2月、アフリカのマダガスカルから30キロ、フィリピンから
50キロのシラスウナギが輸入されていた。専門家によると、マダガスカル産
のウナギはアフリカ東海岸を中心に分布する別種のウナギ。フィリピンで取れ
るシラスウナギにはさまざまな種類があり、ニホンウナギがごくわずかに混ざ
っていることもあるが、大部分は別種だという。
広く食用にされているウナギはニホンウナギのほか、欧州のヨーロッパウナ
ギ、北米のアメリカウナギの3種が主だが、いずれも過去30〜40年ほどの
間に資源量が急減。ニホンウナギの稚魚、成魚の国内の漁獲量はいずれもピー
クの60年代後半の10%以下に減っている。ヨーロッパウナギの減少はさら
に深刻で国際自然保護連合(IUCN)によって「近い将来の絶滅の恐れが極
めて高い」とされ、ワシントン条約の対象種にもなっている。
(10日付 毎日新聞) 埼玉
「ウガンダ大使が上田知事を表敬」
アフリカ東部のウガンダと埼玉県との交流を深めようと、ワスワ・ビリグア
駐日ウガンダ大使(63)が10日、上田清司知事を表敬訪問した。
県国際課によると、ウガンダの要人が上田知事を訪問するのは初めて。人口
3270万人(2009年)のウガンダはコーヒーや鮮魚が主要産業。全国で
509人のウガンダ人が外国人登録され、うち埼玉県は34人で6番目に多い
(10年12月末現在)。一方、ウガンダに進出している県内企業はまだない
という。
ビリグア大使は「ウガンダにはさまざまな資源がある。最近では石油も見つ
かった。資源を有効に活用するために化学の会社や研究所などを一緒につくっ
ていきたい。日本からは多くの投資家や企業に来てほしい」とあいさつ。
知事は「貴国はコーヒーが重要な産物だが、埼玉はお茶の産地。こうした埼
玉の魅力を海外にアピールしたいと考えている。今後とも両国の友好、協力関
係がさらに発展するよう努めていきたい」と歓迎した。
(11日付 埼玉新聞) 「南北スーダンが軍事衝突、住民4人負傷」
昨年7月にスーダンから独立した南スーダンの軍報道官は10日、同国とス
ーダンの国境地帯で9〜10日、両国の軍事衝突があったと述べた。衝突は継
続中で、南スーダン政府報道官によると住民4人が負傷した。ロイター通信な
どが伝えた。
現場は南スーダン北部ユニティ州と、隣接するスーダン南部の南コルドファ
ン州の境界付近。同報道官は、スーダン軍が空爆や砲撃を仕掛けたと非難した。
(ジュバ 共同)
(12日付 産経新聞) アルジェリア
アハメド・ベンベラ氏(95)死去。
(フランスから独立したアルジェリアの最初の大統領)
国営アルジェリア通信などによると、11日、首都アルジェの家族宅で死去、
95歳。詳しい死因は不明だが、体調を崩していた。独立戦争の英雄。
1962年の独立後、63年、新憲法下の国民投票で大統領に就任した。65
年に軍部のクーデターで地位を追われ、スイスなどで亡命生活。90年に帰国
後は軍部に批判的な政治活動を展開した。(カイロ 共同)
(13日付 産経新聞) モロッコ
「オスプレイ墜落、米兵2人が死亡」
AP通信によると、モロッコで米モロッコ合同軍事演習に参加していた米海
兵隊の新型垂直離着陸輸送機「MV22オスプレイ」が11日に墜落し、米兵
2人が死亡、2人が負傷した。墜落の原因は明らかになっていない。
オスプレイは、ヘリコプターと飛行機の性能を併せ持つ。沖縄県の米軍普天
間飛行場への配備が計画されているが、安全性などに懸念の声も上がっている。
(13日付 読売新聞) モロッコ
「オスプレイ墜落、米海兵隊員4人死傷」
米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが11日、アフリカ北部モ
ロッコの南西部アガディールを拠点に行われていたモロッコ軍との合同演習中
に墜落し、海兵隊員2人が死亡、2人が重傷を負った。AP通信などが米国防
総省などの情報として報じた。海兵隊はオスプレイを今年秋にも沖縄県宜野湾
市中心部に位置する米軍普天間飛行場に配備する計画を進めている。しかし沖
縄では、開発段階で事故が相次いだことでオスプレイの安全性への不安が強く、
今回の事故で配備反対の声がさらに強まりそうだ。(ワシントン 共同)
(13日付 産経新聞) 「マリ 暫定大統領就任」
西アフリカ・マリからの報道によると、同国のトラオレ国会議長が12日、
暫定大統領に就任し、3月22日のクーデター発生から約3週間で民政が復活
した。
クーデターを起こした軍部は、周辺諸国などの説得を受けて民政移管に同意
し、トゥーレ大統領も4月8日に辞任を表明していた。
AP通信によると、同国の憲法は暫定大統領の就任から40日以内の大統領
選実施を規定している。
(13日付 読売新聞) 「ギニアビサウ、クーデターか」
〜暫定大統領ら拘束
西アフリカ・ギニアビサウからの報道によると、同国軍部は13日、ぺレイ
ラ暫定大統領やゴメス前首相らを拘束したと発表した。クーデターと見られる。
ギニアビサウでは、サンハ前大統領の病死に伴う大統領選が3月18日に行わ
れ、ゴメス氏が得票率49%で一位となったが過半数に届かず、4月29日に
決選投票が予定されていた。
ゴメス氏は軍の改革を公約し、決選投票での当選が有力視されていた。政情
不安が続くギニアビサウは、南米から欧州への麻薬密輸の中継地として知られ、
軍幹部の密輸への関与疑惑も取り沙汰されている。
(15日付 読売新聞) エジプト
「大統領選候補10人失格、スレイマン氏ら
各陣営、異議申し立てへ」
エジプト選挙管理委員会は14日、大統領選(5月23,24日投票)に立
候補を届け出た23人のうち、立候補要件を満たしていないとして、オマル・
スレイマン前副大統領ら有力候補を含む10人を失格にしたと発表した。選管
は16日まで異議申し立てを受け付け、26日に最終的な立候補者を公表する
予定だ。
失格したのは、スレイマン氏と並び有力候補と目されたイスラム原理主義組
織ムスリム同胞団幹部のハイラト・シャーテル氏のほか超保守のイスラム主義
者ハゼム・アブイスマイル氏、2005年の大統領選で次点だったアイマン・
ヌール氏ら。各候補者は異議を申し立てる方針だ。支持者らは「(暫定統治す
る軍の)政治的な企てだ」などと猛反発しており、デモなどで混乱が広がる可
能性がある。一方、イスラム主義勢力の影響力拡大や前政権派の復権を警戒す
るリベラル派の間には決定を歓迎する声もある。
スレイマン氏は、集めた有権者3万人の署名が15県で各1000人以上と
の条件を満たせなかったとされる。投獄された経験があるシャーテル氏やヌー
ル氏は、釈放後6年間の立候補を禁じた法に抵触しており、アブイスマイル氏
は母親が米国との二重国籍者だったことが立証されたという。
(16日付 読売新聞) >>51
南スーダンに派遣されている自衛隊が心配ですね
「南スーダン大統領、独立後初めて訪中〜23日から」
中国外務省の劉為民(リウウェイミン)報道局参事官は16日の定例記者会
見で、南スーダンのサルバ・キール大統領が23〜28日胡錦濤(フージンタ
オ)国家主席の招請で中国を訪問すると発表した。昨年7月に南スーダンが分
離独立して以来、大統領の訪中は初めて。
中国は原油の輸入先である南スーダンとの関係強化を図るため、経済や貿易、
社会資本整備などの経済協力を提示し、南北スーダンの関係安定化も働きかけ
るとみられる。
(17日付 読売新聞) 「南北スーダン国境で衝突、戦闘本格化恐れ
〜自衛隊活動影響なし」
スーダンと南スーダンが国境地帯の原油権益を巡って対立を深め、本格的な
軍事衝突に発展する恐れが出ている。AP通信によると、スーダン軍は15〜
16日、南スーダンとの国境付近で空爆を行い、市民ら5人が死亡した。南ス
ーダン側にある国連平和維持活動(PKO)部隊の施設も空爆を受けたが、け
が人などは出ていないという。
南スーダンは昨年7月、スーダンから分離独立。多くの油田は南側に立地し
ており、スーダンは原油生産量の4分の3を失った。原油利益の分配や国境線
を巡る両国間の交渉は難航、国境付近で今年3月26、27日に軍事的な衝突
が発生し、予定されていた首脳会談は中止された。
両国は、スーダン南部にあるヘグリグ油田地帯の領有権を巡って依然対立し
ており、南スーダン軍は今月10日、油田地帯を制圧したと発表した。AP通
信によると、南スーダン軍の侵攻でスーダン軍兵士240人が死亡。スーダン
議会は16日、南スーダンを「敵」と非難する決議を全会一致で採択し、武力
による油田地帯奪還を強く求めた。ヘグリグ油田は、スーダンの原油生産量の
約半分を占め、同国の貴重な収入源となっていた。15〜16日のスーダン軍
の空爆で、両軍の緊張はさらに高まっている。
南スーダンには、PKOのため自衛隊施設部隊が派遣されているが、紛争地
帯は自衛隊活動地域の首都ジュバから500`・b以上離れており、自衛隊の
現地広報担当者によると、活動には影響はないという。
(18日付 読売新聞)