青森空港利用者3年連続増
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2015/20150409230103.asp

青森県の青森空港管理事務所は9日、2014年度の同空港利用状況を公表した。
国内線・国際線計7路線ある定期便の年間利用者数は92万6336人で、前年度比約7万4千人(8.6%)増だった。
定期便の利用者が前年度を上回るのは3年連続。昨年7月に全日本空輸(ANA)が大阪線、
札幌線を開設したことにより、2路線が日本航空(JAL)との2社乗り入れ体制
(ダブルトラッキング)となったことが、利用者増の背景とみられる。

大阪線は2社合計で17万4690人が利用。札幌線の利用者も計11万7932人だった。
同事務所によると、両路線がダブルトラッキングとなった期間(14年7月から15年3月)を
前年度同期と比較すると、利用者は大阪線で77.9%増、札幌線は31.8%増だった。
14年度に通年運航3年目を迎えたフジドリームエアラインズ(FDA)の名古屋線は
就航便数が69便増の1649便となったことから、前年度比1.8%増の9万843人だった。
チャーター便は、台湾便を中心とする就航数が増えた国際線が同12.7%増の8789人だった。
一方、大韓航空ソウル線は欠航便数が増えたことなどから、同5.4%減の2万6467人。
JALの東京線も同3.0%減の51万6404人だった。

同日、青森市のラ・プラス青い森で開かれた県県土整備部の会議で、同事務所の佐藤敏彦所長が報告した。
会議に出席した三村申吾知事は「ダブルトラッキングとなっている両路線が増えれば、
悲願であるもう一つ(東京線)のダブルトラッキングにも弾みがつく。みんなに愛される空港にしていきたい」と述べた。