>>177
管制英語なんてそんなもんですよ。

まずネイティヴスピーカーが管制官をやっているというわけではないのだから、よほど発音について修練でもしないと訛りのようなものが出るのは当然です。
これは日本だけではなく、ヨーロッパでもスペイン・ロシアあたりの管制英語はもっとひどい訛りで聞き取りづらいということすらあります。

そして航空管制において重要なのは流暢な発音なんてどうでもいいんです。
絶対的な安全確保のため、相手に確実に伝わるかどうかのほうがはるかに大事です。
変に流暢なことよりも「誰が聞いても理解できる」ことが大事なので、あえてああいう発音でよいわけです。

ちなみに、緊急事態で意思の疎通ができないと危険なので2008年から航空英語能力試験が義務付けられました。これはICAOが決めた試験です。

これは1977年のテネリフェ空港ジャンボ機衝突事故や、1990年のアビアンカ航空52便墜落事故に、1996年のニューデリー空中衝突事故
1997年のガルーダ・インドネシア航空152便墜落事故、1997年の大韓航空801便墜落事故など、
英語でのコミュニケーション能力不足が原因で大量の死者が出た事例が発端となったものです。
なので今の日本のパイロットや管制官も一定のレベルに達しているハズです。