中部空港島の展示場「可能性大きい」 GL社幹部に聞く
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20180118/CK2018011802000067.html

 二〇一九年九月のオープンに向け、中部国際空港島(常滑市)で整備が進む県国際展示場。
イベント運営業の世界大手「GLイベンツ」(フランス・リヨン)などの共同企業体は十七日、展示場の運営権売却の基本協定を県と結んだ。
契約交渉で来日したGL社の展示場運営部門の統括責任者クリストフ・シゼロン氏に将来像を聞いた。

 (聞き手・谷悠己)

 −愛知の展示場に着目した経緯は

 GLグループは、スポーツやエンターテインメントのイベント企画、世界で年間三百件を超す展示会の開催、世界中に四十カ所ある展示場の運営という三つの部門で構成する。
スポーツイベントでの実績は特に豊富で、リオデジャネイロ、ロンドンと五輪の過去二大会では七割以上の仮設施設の設営を請け負った。

 東京五輪でイベント部門の事業をするために日本へ進出してすぐ、三部門すべてにまたがる愛知のプロジェクトを知った。
アジアには大規模展示場が少ないので可能性が大きい。
愛知の産業力と、空港に直結している保税面でのメリット、そこにわれわれの国際ネットワークを融合すれば、素晴らしい事業を展開できると思った。
(以下略)