>>617 続き

空港の発展と地域経済が結びつかないもどかしさは地元自治体の職員も感じる

島田市観光課
2018年に静岡の魅力を発信する目的で島田・藤枝・焼津・川根本町の3市1町合
同で台湾の旅行博に出展
外国人から反応が良いのは自然の景観、夢の吊橋や大井川鐵道井川線奥大井湖
上駅(共に川根本町)の絶景は観光資源の武器となると実感

「直行で(台湾と静岡空港が)繋がっていてある程度静岡のことも知っている方
が多いのも(出展した理由の一つ)」
「今年も台湾に向けてPRが出来たらと近隣市町と今話を進めている」
「(空港周辺に)立地する市町としては利用客が増えればそれだけチャンスが広
がることだと捉えておりなるべくこの地域を回遊してここで消費する仕組みを
地域の事業者と一緒に作り上げていければ」

スタジオゲストの航空アナリストここから登場

「私も開港当日ANAの那覇便を利用したがその時はJALも飛んでいたしFDA含め
てまず3社からスタートしその後国際線がどんどん増えてきた」

「便数が増えないことには(空港)周辺は絶対に潤わない、静岡の場合便数の増
減がらんこうか(※)している」

※恐らく「乱高下(らんこうげ)」の誤読

「(増減が激しい理由は)中国が大きくて中部羽田成田の枠が一杯で自由な時間
に入れるのは静岡という理由で一時期便を入れてきた」

「しかし中部の便数が増えるようになってそこに奪われたこともあって静岡が
運休になってしまった、ただまた少し増えつつあるのかなと」

「キーワードとなるのは外国からの個人客をどう取り込むか、周辺観光地を(
団体客として)連れて行かれるよりも(個人客として)自分達で巡るというのが
大事に」

スタジオの大型ディスプレイに全国空港外国人出入国者数上位15空港の一覧
(>>523の一覧と異なり前年度比も前年順位も省略)と開港以来の年間搭乗者数
推移のグラフを表示

「地方空港の中では4番目とかなり上位に入っている、(鹿児島北九州高松と異
なり)東名阪が近い静岡という面からもある程度の健闘ということは言える」
「(搭乗者数が)71万人に増えたと言うことは最近国内線の路線網が充実してい
る点からももっと伸ばせるのでは」 (続く)