三菱MRJ事業、投資や販売支援はしないとボーイング
2008年7月31日 12:14 発信地:東京 [ アジア・オセアニア 東京 ] AFP

フランス・パリ(Paris)のル・ブールジェ(Le
Bourget)空港で行われた国際航空機フェアで展示さ
れた「MRJ(三菱リージョナルジェット、Mitsubishi Regional Jet)」の模型(2007年6月20
日撮影)。(c)AFP/ERIC PIERMONT
【7月31日 AFP】米航空大手ボーイング(Boeing)
は30日、三菱重工業(Mitsubishi Heavy Industries)が進める日本初の国産ジェット旅客機
「MRJ(三菱リージョナルジェット、Mitsubishi
Regional Jet)」事業について、開発に関与はするも
のの、投資や販売支援は行わない方針を明らかにし
た。

 ボーイング・ジャパンのニコール・パイアセキ
(Nicole Piasecki)社長は、都内の外国人記者クラ
ブで記者会見し、ボーイングの関与は最小限に留まる
と発言。同社としては、座席数70-90のMRJよりも
大型の航空機事業に力を注いでいくと述べた。また、
三菱側と関与の方法について協議を行っているとした
が、詳細は明らかにしなかった。

 三菱側は3月、全日本空輸(All Nippon Airways、
ANA)から最大25機の受注が決まったとして、MRJ
事業化を正式発表。国内報道では、ボーイングが販
売・整備面で関与する可能性が指摘されていた。
(c)AFP