>>897
飛ぶ空の広さで。
神戸は地形も気象も良くないから、伊丹の置き換えは難しかったところに、伊丹も存置が決まったらいよいよ飛ぶ空に困る。
神戸も泉州も反対していたけれど、泉州の方が出してきた条件(陸上を低空で飛ばないこと、3キロ離れた沖合に作ること)がなんとかクリア出来るもので、
対して、神戸は市議会が神戸沖新空港建設の反対決議。続いて空港建設反対を公約にしていた市長が選挙で当選で条件交渉そのものが困難になってしまった。

神戸市が誘致に転ずるも、泉州沖に新空港を建設する方向で動き出してからなので、時すでに遅し。
既存鉄道に支線を設けて乗り入れる方向も、アクセス道路の建設も、周辺地域が協力的だった。

神戸市はというと、ボートアイランド・六甲アイランドへの既存鉄道の乗り入れを拒否、新交通システムに拘った。
これも、京阪神都市圏全体からアクセスが良いという神戸沖候補の事前評点からマイナス評点に転じて、もう、無理だという方向になってしまった。

転機は平成7年の震災。
復興を旗印にすれば、あらゆるインフラ整備に予算獲り放題の許認可出まくり大盤振る舞い。ドサクサに紛れて空港まで作ってしまおう。