(ブルームバーグ): 米ボーイングは787ドリームライナーの需要低迷に対応し、さらなる生産削減を検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  関係者によれば、同社幹部らは月間の生産を2機削減し、10機とするかどうか検討している。昨年10月時点で既に、生産ペースを減らしていた。最終決定はまだ下されていないものの、同機の新たな生産スケジュールは早ければ来週の決算発表時に公表される可能性がある。

  ドリームライナーを減産すれば、737MAXの世界的な運航停止からの持ち直しを図るボーイングにとって、重要な収入源が阻まれることになる。ドリームライナーの表示価格は約2億5000万ドル(約270億円)から。
787はボーイングが2019年に納入した航空機全体の約40%を占めた。昨年はほぼ大半にわたって、MAXの出荷が停止された。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-01-24/Q4MGYFDWX2PT01