ニューギニア航空のボーイング737がミクロネシア連邦のポンペイからチュークまで行く途中、チューク国際空港近くのチョーク環礁に墜落、日本人パイロット1人が死亡した。
事故調査委員会によると、飛行機は視界不良で計器に頼らざるを得ない悪天候の中、滑走路から1500フィート(約460m)外れ、最終的には約98フィート(約30m)の海底に沈んだ。
パプアニューギニアの事故調査委員会の最終報告書によると、乗客34人と乗組員12人が地元のボートとアメリカ海軍のダイバーによって救助されたが、乗客6人が重傷を負った。
報告書によると、パイロットは地面に近づきすぎているという警告に対応、着陸時のチェックリストに従ったが機体に落雷を受け操縦システムに重大なトラブルが発生した。死亡した機長は日本人の花畑光昭氏(60)飛行時間5300時間だった。
報告書は、副操縦士は状況をモニターし、操縦士をサポートしていたが、「効果的ではなく、急速に展開する危機的な状況に追いついておらず」、機長のサポートが十分にできていなかったと記した。