次はTDS計のこと
TDS計、導電率計(EC計)、テスター、pH計も含めて原理的には似たような物です
TDS計、導電率計(EC計)、テスターに至っては使用している原理も一緒で細かい違いはありますが規格が違うと考えてもらえば良いと思います
その為TDS、導電率どちらかの数値がわかれば計算式に当てはめればもう一方の大体の数値もわかります
pH計はこれに特殊な電極を用いてる程度で原理的にはたいした違いがありません
TDS計、導電率計の原理と目的は簡単に書くと水の中の溶け込んでいる物質を電気の流れ難さで測っているわけです
当然何が溶け込んでいるかまではわかりません
そのため詳しく溶解物質を知ろうとする場合、別の科学的検査が必要になってきます
ちなみにTDSとはtotal dissolved solids の略で総溶解固形分という意味で ECとはelectrical conductivityの略で電気伝導率という意味です
ここまではどうでもいい理屈です

アクアにおいてTDS計、導電率計が話される時何故か水の汚れの頻度とイコールで進んでいきます
これははっきり言って間違いで水に溶け込んでいる割合のわからない物質の量を表示しているのであって数値が大きくなったからといって
汚れているわけではないんですよ、ただ汚れの目安にもなるのも事実で表現が難しいところです
一般的な河川のTDS値は10ppm〜200ppm程 水道水の全国平均は100ppm程だそうです
ちなみにうちの水道水は80〜100ppm程、RO浄水器を通した水が2ppmないぐらいです
それではいったいTDS計で何を見るのかそれはカルシウムやマグネシウムなどの硬度やその他ミネラル分などです
これは生体の生息河川によっても違いTDS値がわかったところで溶け込んでいる物質の割合がわからないので目安にしかなりません
ですが目安のTDS値に向けて調整することは出来ます
それが水質調整剤だったりします、魚種に合わせた調整剤が出ていると思います、あれは生息環境の水質に近づけて調整されたものであることが多いです
こういった溶け込んだ物質の影響はバクテリアの繁殖状況にもでるので気に留めた方が良いかもしれません
RO浄水器を使う理由のひとつとして水に溶け込む物質の割合をコントロールするのが目的だったりします

私の場合のTDS計の使用理由は水質変化に弱い生体の水槽への足し水のための水作りが主です
そして立ち上がって安定した水槽のTDS値を見ることはまずありません、所詮目安ですから 
あとは新規生体導入の際、対象生体の生息河川の水質を再現する為に使用しています
これは私が主に飼育している生体が水質変化に弱く、あと一度導入に失敗し死なせてしまうともう二度と手に入らなかったりするためです
ちなみに河川の水質はTDS値で表されることは少なく電気伝導率 S/mで表記されることが多い為おおよその変換式は知っておいた方が良いと思います
海外の図鑑に載っているのはほぼ電気伝導率の方です


数値が信用できないから使わないってのは自由だと思います
でも体温計だって計測機器だし病気の時体温計の数値は信頼性がないから使わないって言ってる感じでモヤモヤしました
計測機器の数値の信頼性云々まで飛ぶと正直ここの誰も興味ないし読まないですよ
ここまで全部駄文読む必要性はありません

まとめ みんな使いたい物好きなように使えばい〜んだよ