今更だけど図書館で借りた猫の本読んだよ。『遥かなる岬へ』ってやつ。

言ってしまえばよくあるアマチュア自費出版の域を出ないレベルではあった。
人物の視点がコロコロ変わる割にあまり意味が無かったり、やたらと表現が稚拙だったり句読点挟みすぎでテンポ悪かったり。
最初の方で「昼頃から歩き始めて半日」みたいな文があったすぐ後に「日差しがきついから陰で休もう」みたいなシーンがあるのは頭を抱えた。
ただまあ北海道の旅行者の姿を説明するところは筆がのってた方だと思うし多分作者は旅が好きなんだなというのは伝わるから価値はあるんじゃないかな。
作者の狙いがあっても人物がやけに幼稚だったり女性心理が不自然だったりキャラとお話両方があまくて乗り切れなかった。
まあ二冊しかないからもう一冊の方もそのうち読むわ……