メダカ屋の店先に並んだ
いろんな沼が見ていた
ひとそれぞれ好みはあるけど
どれもみんな沼だね
この中で誰が一番だなんて
争うこともしないで
NVboxの中誇らしげに
しゃんと胸を張っている

それなのに僕ら人間は
どうしてこうも比べたがる?
一人一人違うのにその中で
一番になりたがる?

そうさ 僕らは
※世界に一つだけの沼
一人一人違う沼を持つ
その沼を咲かせることだけに
一生懸命になればいい※

困ったように笑いながら
ずっと迷ってる沼がいる
頑張って泣いた沼はどれも
きれいだから仕方ないね
やっと店から出てきた
その沼が抱えていた
色とりどりのメダカと
うれしそうな横見メダカ

名前も知らなかったけれど
あの日僕に沼をくれた
誰も気づかないような場所で
咲いてた沼のように

そうさ 僕らも
(※くり返し)

小さい沼や大きな沼
一つとして同じものはないから
NO.1にならなくてもいい
もともと特別なOnly 沼