[アンカラ 25日 ロイター] - トルコ中央銀行は25日、主要政策金利を大方の予想通り50%に据え置くことを決めた。
中銀は、3月に500ベーシスポイント(bp)の利上げを実施して以来、金融環境が大幅に引き締まったと指摘。「利上げ効果に時差を伴う点を考慮し、政策委員会は現状維持を決定した」と述べた。ただインフレリスクへの高い警戒感は維持し、物価情勢が「著しく持続的に」悪化すれば、追加利上げに動くと示唆した。
また基調的な物価上昇率の下振れ傾向が定着するまでは、引き締め的な政策運営を続けると強調した。
ただアナリストの間では、約1年におよぶ現在の利上げサイクルは終了した公算が大きいとの見方が出ている。
ロイターが今週行った市場関係者への調査でも、主要政策金利は第4・四半期まで据え置かれ、そこで利下げが始まるとの予想が大勢だった。

https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/UQIFHBLM6JLWDLRWJP6HXPLL2Y-2024-04-25/