米先住民が新大陸に渡ったのも、どちらも急激な「亜氷期」の寒さから逃れるためだったでしょう。
比較的暖かったシベリアが氷期中最寒冷になった2万年前くらいに、MT-C・D・GとY-C3bが氷の陸橋を渡って新大陸に到達しました。
そして上記と同じくらい冷え込んだ「最終氷期」末期の寒の戻り「ヤンガードリアス亜氷期」の1万3千年前くらいに、MT-A・BとY-Q1a3a1・P・Rが同様に到達しました。
その行程は極めて過酷で、生存者があまりにも少なかったことにより「遺伝子のボトルネック現象」が起きてしまい、南米インディオの血液型がO型だけなのもそのため、と言われます。
それを良く表すように、南米インディオの父系染色体もほとんどY-Q1a3a1だけだったりします。

下記参照のこと。
http://www.geocities.jp/ikoh12/honnronn4/004_08_1.mitochondria_karamita_sosennhtml.html
http://www.scs.illinois.edu/~mcdonald/WorldHaplogroupsMaps.pdf(下スクロールでMTDNAも見れます)
(これらを良く理解すると、父系の流れも母系の流れもあまり変わらないこと、両系ともアジア系から欧州系が分かれたこと、が分かります)