研究者に必要なことを問われて本庶佑氏が答えた
「一番重要なのは不思議だなという心を大切にすること」
「教科書に書いてあることを信じない…常に疑いを持って本当はどうなんだろうという心を大切にする」
「つまり自分の目で物を見る、そして納得する、そこまで諦めない」
というもの

教科書に書いてあることでも疑ってかかるというだけで教科書に書いてあることが間違っているという意味ではない
「教科書に書かれているからと鵜呑みにせず疑問が解けるまで自分自身でも考えなさい」と
いうことであって「教科書に書いてあることは嘘だと思い込む」ことじゃないよね

本庶氏の仰るとおり、盲信的に全肯定するのではなく懐疑的に考えて納得できるか検証することは
教科書に限らず様々な言説や論に対してもそうあるべきですよね v(・∀・*)♪

例えば銅矛と銅鐸が簡易天文観測装置や日時計として用いられているという説を提唱するヒトの
銅矛が「銅鐸と一緒に見つかることが多いところから、これは銅鐸の針である、あるいはあったと判断しています」と言った言葉にも
なんの疑問も抱かずにそのまま鵜呑みにするのではなく
「本当に銅矛と銅鐸が一緒に見つかる例は多いのだろうか?」
「銅矛と銅鐸が一緒に見つかっていたとして天文観測や日時計として使えたのか?」
などと考えたり自分で調べて確かめたりするみたいな…(^ω^)