>>689
本庶佑氏は「教科書に書かれていることを信じないこと」と言った前にこうも言っている

「研究は何か知りたいという好奇心、もう一つは簡単に信じない」
「よくマスコミの人はネイチャーサイエンスに出ているからどうだという話をされるけど9割はうそで10年たったら残って1割と思ってる」

9割ってのは流石に本庶氏の誇張した表現であろうけど
ネイチャーサイエンス誌などのジャーナル誌の厳しい査読を通った論文の少なくない数(半数以上とも言われる…)が
再現実験が一切成功しないなど検証に耐えられずに疑問視されたり否定的に扱われたりするという

気をつけたいのはこのように検証で疑問視されたりする論文には
従来の常識を覆したり定説とは異なる見解のものが少なくないということ…

本庶氏は自身の経験を踏まえて
教科書に書かれていること(常識や定説)を無批判に信じることを戒めると同時に
教科書に書かれるような常識や定説を覆したり改めたりする難しさを暗に語ったのではないでしょうか?
(もっとも考古学や天文学や生物学なんかでは新しい発見で常識やら定説があっさり塗り替えられたり覆ったりするけどw)

まあ本庶氏の話は科学論文に対してのもので軽々にほかの分野に当てはめるのもどうかと思うけど
SF作家のシオドア・スタージョンも
「あらゆるものの90%はカスである」と言っているからな〜 (;^_^A

ちなみにUFO情報も誤認や嘘・捏造が9割以上で
10年経っても残っているのは1割どころかその半分あるかないかである