・・・この誰もが疑問と思っていたことを八木さんは該博な知識をもとにしてきっぱりと結論を出した。皇紀が2668から1828に減じたことを残念がる人もいないだろうと思う。明治初年に決めた事は100年以上の歴史研究によって正されたのである。

これをタブーと思う人もいないだろう。皇紀1828年は研究に基づいた立派な年数であり、日本に1828年間連綿と皇室が続いてきたことをあらためて誇りに思うのである。
さらにこの巻では「三国志」の魏志倭人伝に登場する女王卑弥呼の邪馬台国は大和平野の北部にあり、九州から来た神武天皇の作った国が南部にあり、西暦245年までは並立していたという。

魏志倭人伝にある狗奴国(くなこく)は熊野国(くまのこく)のことであり、熊野から大和平野に攻め込んできた神武東征の国であると結論している。これまた素晴らしい発見である。

この「古代からの伝言」で私が抱いていた古代の疑問はすべて解消した。是非皆さんもお読みになられることをお勧めする。


日野市議会議員
渡辺 眞