古代の出雲族は、朝鮮半島からの渡来人が現地人(数千年前に朝鮮半島から来た人々)と交わり、その子孫たちにより形成された集団であった

考古学的には、隠岐の島やその周辺の島々で出土した四隅突出型古墳や腕輪、耳飾りなどの新羅系の品々が根拠である

又、古代出雲族が有していた鋳造技術やタタラ精錬(砂鉄を炭で熱して鋼を抽出)など高度な技術は新羅や高句麗からの渡来人が持ち込んだ

出雲神話に登場する、素戔嗚尊は渡来してきた人達の子孫が先祖を素戔嗚尊に重ね合わせた

素戔嗚尊は高天原を追放され、朝鮮半島の牛頭山(ソシモリ)に舞い降りたとある
息子の五十猛を連れて泥船で出雲の地に渡ってきた(渡来して来た人達を表している)とある

日本各地にある神社で、素戔嗚尊を祀っている神社は朝鮮系が多い
※例えば、高麗神社や高麗社などすべて素戔嗚尊をはじめとする韓神を祀っている