>>668
どこまで俺の言っている事が伝わっているのか分からんが、北方モンゴロイドなら
明らかに古モンゴロイドから派生してるぞ。

俺が一番言いたい事は、東南アジア方面から人類が北上してモンゴロイドが
生まれた訳ではないという事。

なぜなら、その明確な痕跡遺構がないから。

4万年前にインドシナからオーストラリアにかけて、巨大オーストラロイド人種群が
広がっていた事くらい知っていると思うが、彼らが北上してモンゴロイドに
なっていった痕跡遺構がないのだ。

南方の石器文化が北上してきた痕跡遺構がないからだ。

約35000年前に日本列島にも最古の人類の足跡が現れる。

この人たちが東南アジア方面から北上してきた人々なら南方の石器文化が
伝わってきていないとオカシイ訳だ。

ところが、彼らが伝えたのは、南方の石器文化ではなく、北西のアルタイ地方の
石刃技法という石器文化だったのだ。

つまり、モンゴロイドは約5万年くらい前に中央アジア方面から石刃技法を
持った集団がアルタイ地方に侵入して、そこから華中からシベリアまで
拡散していったとしか見えないのである。

その中でもバイカル地方のものは約35000年前頃に細石刃を生み出し、約20000年前に樺太経由で北海道入りをしている。

この人たちは北方モンゴロイドではないから、北方モンゴロイドがシベリア南部で
生まれたのは約20000年くらい前だと考えられる訳だ。

北方モンゴロイドは北方アジア一帯の古モンゴロイドを形質的に滅ぼし、北方アジアは
北方モンゴロイドのテリトリーになっていった。

約6000年前の新石器時代開始期には華北華中に侵入して、華北華中の古モンゴロイドと
混成して、新モンゴロイドの中央モンゴロイドが生まれた。

その新モンゴロイドの中央モンゴロイドはその後、徐々に華南に侵入していき、
華南のオーストラロイドであるインドネシア人種をモンゴロイド化させていった。

新モンゴロイドの南方モンゴロイドの誕生である。

その後も現代に至るまで、その流れは変わらない。

インドシナに渡った華僑は土着のオーストラロイドのインドネシア人種と混成して、
彼らを新モンゴロイドの南方モンゴロイドに置換し続けている。