【ナスカの地上絵を新たに143点発見、その内の1点は日本IBMのAIを活用し発見 山形大学 】


日本IBMのAI技術により、「ナスカの地上絵」の発見速度が向上

 国立大学法人山形大学と日本アイ・ビー・エムは、南米ペルーのナスカ台地とその周辺部で新たな地上絵を発見したことを明らかにした。

 山形大学の坂井正人教授(文化人類学・アンデス考古学)らの研究グループは、新たに人や動物などの具象的な142点の地上絵を発見。
さらに、日本IBMとの共同での実証実験によって、AIを用いて地上絵1点を発見した。

 11月15日に行なわれた会見で、山形大学の小山清人学長は、「山形大学では、当初は、人工衛星の画像を使用して、地上絵の研究と保護に取り組んできた。
日本IBMとの共同研究により、AIを活用した新たなアプローチを開始することができ、今後は3次元映像やドローンの活用なども行なうことができる」とコメントした。

 今回の日本IBMとの実証実験を踏まえて、山形大学は、IBMワトソン研究所と共同研究を行なうための学術協定を9月18日に締結。
IBMの3次元時空間データを高速に、効率的に解析するAIプラットフォームである「PAIRS Geoscope」を活用することで、広範囲を対象にした地上絵の分布状況の把握を行ない、
現地調査に基づいた地上絵の分布図を作成することになる。

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