実際には完全に間違えだったことが判明した、「方形周溝墓があったのだ」という早とちりの誤認は、
ジグザグの溝を、方形周溝墓の溝と勘違いしたものだったのだが、
もし、
「建物Dが、そのジグザグの溝よりも数十年程度古い掘立柱建物であった。」という推定が真実ならば、
柱穴の深さが、交錯しているジグザグの溝の深さよりも、浅いことから、
「底面が1メートル×1.7メートルもある柱穴の深さが70センチと不自然な程浅く、ジグザグの溝は、1m程の深さだったか」
それとも、
「ジグザグの溝が2m程と不自然な程深く、底面が1メートル×1.7メートルもある柱穴の底の深さが、1.7m程の深さだったか」
のどちらかの間で、ジグザグの溝と底面が1メートル×1.7メートルもある柱穴の底の深さを、想定しなければならなくなるのだったな。